昨年から進めていた工房の引っ越しが、ようやく一段落しました。
2015年から使い始めたこの工房。数えてみれば、11年もの月日が流れていました。
正直なところ、私はかなりの寡作です。11年という時間の長さに比べれば、生み出せた作品数はそれほど多くないかもしれません。それでも、この場所で向き合ってきた時間の中で、作品の質や技術は、少しずつ、着実に進歩してきた……今はそう信じています。
バンドソーや旋盤といった大きな機材を導入できたのも、この場所があったからこそ。そして、同じときがわ町に住む友人達の存在も非常に支えになりました。景色がよく、空気も水も美味しく、懐の深い町でした。
それにしても引っ越しは想像以上にハードでした。とにかく荷物が多い!
新しく構えたアトリエは100平米ほどで、以前の工房に比べると少しコンパクトになりました。なんとか無事に荷物は収まりましたが、この11年で溜まった「無駄」を整理する、良いタイミングなのかもしれません。
(ちなみに、ときがわ町の「工房」、新居の「アトリエ」と呼び分けているのは、以前の持ち主である書家の方がそこをアトリエと呼んでいたことに由来します。その呼称を引き継ぐことにしました)
何はともあれ、無事に終わって一安心です。
大きな荷物の搬入を手伝ってくれた友人や甥っ子、トラックを快く貸してくださった新居のご近所さん。皆さんの助けがなければ、この引越しは完了しませんでした。本当にありがとうございました。
この夏には、南青山の白白庵(PAKUPAKUAN)での展示が控えています。
心機一転、新しいアトリエで一歩一歩、制作を続けていきます。