アトリエの庭の柿の木

アトリエの庭の柿の木

新しいアトリエの庭には、以前住んでいた方が植えた2本の柿の木があります。引っ越して初めての秋を迎え、枝には見事にたくさんの実がつきました。

ためしに口にしてみると、1本は次郎柿系の硬めの甘柿。シャキッとした歯ごたえが心地よく、甘みもしっかりあります。もう1本は残念ながら渋柿で、そのままではとても食べられません。

けれど渋柿は、手をかければ立派な保存食になります。今年は干し柿づくりに挑戦してみようと思います。冬のお茶うけにもぴったりです。

ただ一つ困ったことがありました。2本の柿の木は長年放置されていたため、枝先は7〜8メートルほどの高さまで伸びています。見上げるほど立派ですが、そのままでは収穫が大変。はしごと高枝切り鋏を使っても届かない実がたくさんあり、今年は採りきれない分も出そうです。

そこで今年の収穫が終わったら、思い切って主幹を切り詰めることにしました。高さを抑えて、手の届く範囲で実を採れるように育て直していくつもりです。少し手間と時間はかかりますが、長く付き合う庭木だからこそ、今から形を整えておくのがよいでしょう。

庭に実る果実を食べるというのは、思っていた以上に豊かな体験です。春先のタケノコに始まり、杏にザクロやイチジクと、四季を通じて様々な楽しみが増えていきそうです。

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