白牛

十牛図において「牛」は探求すべき真理や悟りの象徴であり、修行の経過に伴い黒から「白牛」へと変化します。第七図「忘牛存人(ぼうぎゅうぞんにん)」は、真理を得たことで手段であった牛を忘れ、主体である人だけが残る段階を示します。

また禅では、真理や悟りの境地を夜空に輝く「月」に例えます。

本作の透ける白牛は、実体としての動物ではなく、月光(真理)そのものを映し出した象徴です。求める対象(牛)が消え去り、月のような純粋な意識だけが残る「忘牛存人」へと至る境界、あるいは月光と溶け合い消えゆく過程を表現しました。

作品名:白牛
寸法:H8×W14×D8cm
重量:785g
材質:ガラス

Date : 2026-09-28 Mon.
Author : 加藤 渉
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