企画展「月下の茶会」を終えて

企画展「月下の茶会」を終えて

南青山・白白庵で開催された企画展「月下の茶会」は、本日をもちまして無事終了いたしました。足を運んでくださった皆さま、心より御礼申し上げます。ガラスの新作をご購入いただいた方もいて、とても嬉しく思っております。

今回、普段は「ガラス作家」と名乗っていない私が、ガラスのみの作品を出展することには少なからず迷いがありました。専業として長年探究してきたわけではない自分に、果たしてご覧いただく価値のあるものを生み出せるのか──。翻って、そのような迷いや言い訳めいた気持ちが作品に滲んでしまうのではないか──。そんな不安を抱えての出展でした。

けれども、実際に挑戦してみたことで、自分なりの表現をガラスという素材に託す楽しさや可能性をあらためて感じることができました。迷いを超えて取り組めたこと自体が、今後に向けて大きな糧となった気がします。

関係者の皆様、本当にお疲れさまでした。白白庵にはこの夏から新しいスタッフが3名も加わり、今後ますます大きく変化し、発展していく気配を感じます。これからの彼らの活躍がとても楽しみです。私も彼らに負けないように挑戦し続けたいと思います。

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